太平洋と瀬戸内海と2つの海に恵まれた徳島は、明るい働き者が多い土地柄です。
徳島に「へらこい」という言葉があります。利口者、抜け目がないといった意味ですが、その意図するところは、温和で明るく、享楽的に生きることをよしとするといったもののようです。徳島県から全国に広まった阿波踊りなどは、まさに人生を謳歌しているように思えます。
その一方で、社長輩出数では全国3位という実績があり、人生に成功しているのですから、結構やり手でもあるといえます。そのあたりに「へらこい」という言葉が生きているのかもしれません。
ところで、徳島県人には裏表があるといわれます。温和な性格の割には、大阪や関西とのつながりが強かったためか、結構したたかな面もあるからです。相手から見ると、だまされたような気分になるのかもしれません。
根は底抜けに明るい県民性ですから、社交性に富み、周囲の者も巻き込んで楽しませる才覚を備えています。といっても、チャラチャラした遊び人ではなく、仕事も楽しみながらバリバリこなすし、物事を前向きに捉えて努力を惜しみません。
さらに、金銭感覚にもたけていて、無駄に浪費するくらいなら貯蓄に回そうという堅実家でもあります。
ビジネス面でもプライベートの付き合いでも、サービス精神があり、楽しい時間を過ごせるはずです。
また、男女に共通して身持ちが堅いことが挙げられます。徳島県人に浮気の心配は少ないでしょう。
◆平川陽一 早稲田大学卒。主に歴史ミステリーの分野で活躍。著書に「世界遺産・封印されたミステリー」「戦争で読む日本の歴史地図」「日本列島 名城の謎」などがある。












