大分県人は、団体でまとまって行動することが苦手で、どちらかといえば、孤軍奮闘型の性格の人が多いといわれています。

 以前に大分県知事が「一村一品」運動を起こして話題になったことがありますが、この政策は大分県人を知り尽くしたものだと思われます。一村ごとにやる気を喚起させるというのは性格に合っているからで、関サバなどが有名になりました。

 それほど強烈な個性があるというわけではないのですが、相手の心にほんわりと印象を残し、これが人懐っこさなのかと思わせるものを持っています。

 ただ、団体行動に慣れていないため、本人に悪気はないのですが、何げない言動で人の輪をぶち壊してしまうようなケースがあります。

 はっきりいって、第一印象はあまり良くないといわれることが多いでしょう。大勢のいる場で自己主張するのも苦手だし、そもそも社交性に欠けるので、飲み会や合コンのような席に参加すること自体、あまり好きではありません。

 自分から「飲みに行こう」と誘うこともまれですから、できれば周囲の人から声をかけるのが正解です。「たまには付き合って」と何度か誘えば、よほどのことでもない限り重い腰を上げてくれるでしょう。

 そして、実際に付き合ってみると、人懐っこい面がどんどん表れてきます。また、約束を破ったり、時間に遅れたりということはほとんどなく、謹厳実直な性格がよく分かります。きっと長い付き合いができるはずです。

 ◆平川陽一 早稲田大学卒。主に歴史ミステリーの分野で活躍。著書に「世界遺産・封印されたミステリー」「戦争で読む日本の歴史地図」「日本列島 名城の謎」などがある。