「皇治VSシバター」が組まれる可能性はあるのか。格闘技イベント「RIZIN.32」(20日、沖縄アリーナ)を終えて榊原信行CEO(58)が総括を行い、大みそかに行われるさいたまスーパーアリーナ大会のマッチメークに言及した。

 まず大会について「ドラマチックな試合が多くて、主催者としては手ごたえのある素晴らしい大会だったと思います」と手ごたえを口にした榊原CEOは、初開催となった沖縄にも好感触だった様子。「今日も会場の熱気は感じていただけたと思うんですけど、年に1回ペースは継続できると思います」と来年以降も同地で開催する意向を表明した。

 試合では、引退をかけて臨んだ皇治が祖根寿麻からダウンを奪い判定勝ち。試合後のマイクで大みそかの対戦候補としてシバターの名を挙げたが「シバターとの交渉はこれからですが、出てくると仮定すると、どんなルールでやるのか。体重も違うし。実行する上でのすり合わせは大変だと思いますが、コミュニケーションを取ってみたいと思います。組めれば、面白いなあと思います」と前向きに話した。

 また、その後も大みそかのカードについて注目発言が続く。コロナ禍が落ち着きを見せていることもあり、外国人選手の入国もこれまでよりもスムーズに行える見込みで「以前の様に、日本人選手より外国人選手が多い…とまではいかないが、1人2人と言わず大量に入国してもらう方向で話を進めています」と明るい表情。試合数は「かなり多くなるかもしれない。(2部制は)取らないですけど、20試合とかになるかもしれない」と文字通りの〝ビッグイベント〟になることを予告した。

 なお、注目の「那須川天心VS武尊」の一戦についても質問が飛ぶと「(会場で那須川と会った際に)そのことはお互い言葉をかわすことなく『じゃあまたな』とさわやかにお別れしているので。引き続き、ノーコメントで」と話すにとどめた。世紀の一戦の実現の行方を含め、まだまだ注目したいところだ。