サッカー元日本代表FW三浦知良(55=JFL鈴鹿)の次男で〝カズジュニア〟こと三浦孝太(20)が、ムエタイレジェンドのブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)とのエキシビション戦に向けて意気込みを語った。

 10日、所属の「BRAVEGYM世田谷」で会見し、ブアカーオ戦を正式に発表。19日にムエタイの聖地ラジャダムナンスタジアムで行われるスペシャルエキシビション戦で対戦するとした。BRAVEの宮田代表によると「試合というよりも公開練習に近い。お客さんがいる中、リング上で稽古をしてもらう感じ」とのことで、基本的にキックボクシングルールで行われ、KOにつながる攻撃やヒジ打ちは禁止の3分3Rで行われる。

 孝太は昨年大みそかにYUSHI戦でデビュー。豪快なサッカーボールキックで相手を沈め1R3分でTKO勝ちした。しかし、今年は5月は首のケガ、7月は新型コロナウイルス感染と続けてフェリペ〝キングハンター〟マソーニ(ブラジル)との試合をキャンセルしていた。

 孝太は会見でまず2試合の欠場について関係者やファン、対戦相手への謝罪を口にした後「2試合欠場してしまったものを晴らせるように、再スタートするのでよろしくお願いします」と話した。

 対するブアカーオは「K―1 WORLD MAX」を2004、06年に制するなど日本でも活躍。日本では〝過去の人〟のイメージもあるが、タイでは最前線で戦い続けている。今でもK―1時代と変わらぬ動きと体を維持しており、オファーを受けてからその画像や動画を確認したという孝太は「ちょっとビビっちゃってます(苦笑い)。実力差がありすぎるというか…。エキシビションとはいえ、自分は集中してやらないといけない。相手が軽く来てもこっちは当てられないと思うので」と気合を入れなおした。

 試合前後にもブアカーオとの練習を予定しており、少しでもレジェンドの技術を吸収するつもり。その経験を生かし、今年終盤のRIZINでも大暴れしたいところだ。