中日の逆襲に向けて京田陽太内野手(28)の〝完全復活〟が期待されている。球団事情に詳しい関係者の間から「選手会長の京田が元気になって引っ張ってくれないと(チームに)勢いが出ないよ」という声が出ているのだ。
京田は新型コロナウイルス陽性となった滝野に代わって11日に一軍登録されると同日の巨人戦(バンテリン)に「7番・二塁」で先発出場した。だが初回二死三塁から中田の二遊間の打球を追いつきながらも捕球できずに先制点を献上(記録は安打)。バットでも二打数ノーヒットで6回二死満塁のチャンスに代打を送られてしまった。精彩を欠く内容にこの日、東海テレビの野球中継で解説を務めた達川光男氏も放送の中で「京田を見ていると(新人王になった)1年目の姿はないですね。孤独感を感じているというか、悲壮感を感じ過ぎてますね。ヒットを打ちたいとかいろんなことでね。この表情を見てスポーツ選手の表情に見えないです。もうちょっと〝やったろうか〟いうぐらいの顔になれば」と心配していたほどだった。
開幕から不振が続いていた京田は「戦う顔をしていない」(立浪監督)と5月5日に二軍に降格。6月17日に一軍復帰したものの調子は上がらず7月11日に再び二軍落ち。ファームでも打率1割台と不振が続いておりチーム関係者やOBの間からは「京田はまだまだ時間がかかりそう」「メンタル面は大丈夫なんだろうか」という声が上がっていた。
この日、1―6で敗れた中日は3カード連続の負け越しで借金は今季最多タイの13。最下位ロードを爆走している。こんなときだからこそチームには起爆剤が必要。不振に悩んでいた選手会長が見事復活を遂げ、攻守で引っ張るようになれば流れも変わるのだが…。












