【阪神】打倒・大勢なるか 新セットアッパー・湯浅京己が新人王候補に急浮上

2022年08月04日 05時15分

両リーグ最速の30ホールドに到達した湯浅(東スポWeb)
両リーグ最速の30ホールドに到達した湯浅(東スポWeb)

 阪神の新セットアッパー・湯浅京己投手(23)が3日の巨人戦(東京ドーム)の8回に3番手として救援登板。2―1と1点リードの緊迫した場面だったがウィーラーを中飛、ポランコを空振り三振、吉川を左飛に打ち取るパーフェクトリリーフでバトンをつなぎ、チームのカード勝ち越しに貢献した。

 負傷などにも苦しみ、入団3年目の昨季まで一軍での登板はわずか3試合。才能は今季、ついに大きく開花した。最速155キロの直球を軸にした強気の投球で巨人打線をこの日もねじ伏せ、これで10戦連続の無失点救援。両リーグ最速の30ホールドにも到達した右腕は「いつもどおり相手に向かっていく気持ちでマウンドに向かっていった。30ホールドは開幕前に設定した目標の一つですし達成できたことは素直にうれしい。これからもチームの勝ちに貢献したい」と笑顔を見せた。

 勝ちパターンの8回のマウンドを主戦場とする右腕は、今季ここまで41試合に登板し、防御率は1・62。HPもリーグトップの31をマークしているとあり、自身初のタイトルとなる最優秀中継ぎの受賞も現実味を帯びてきた。

 タイトルと言えばもう一つ。新人王の獲得条件を入団4年目にして満たしている湯浅は、巨人・大勢と並ぶ同賞の有力候補。大勢はGの守護神として、今季ここまで36試合に登板し、防御率2・02、25セーブ、5ホールド。同い年でもあるTG両右腕の新人王争いはシーズン最終盤まで続くことになりそうだ。

 2018年のドラフト会議で、BC富山から阪神に6位入団した湯浅が新人王を獲得すれば独立リーグ出身の投手としては初の快挙。「(タイトルは)取れるなら取りたいですが今は、目の前の一試合に集中することが大切。意識することなくやっていきたい」と控えめな態度を貫く湯浅だが「自分がこうやって投げることで、独立で今、頑張っている人たちに『NPBでもやれるんだぞ』となれば。さきがけのような存在になりたい」と意欲ものぞかせる。

「Gのドラ1」vs「阪神の独立出身ドラ6」。エリート対雑草の構図を制し、ソフトバンク・又吉に続く〝育成の星〟へのし上がれるか。

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