1勝1敗で臨むオリックスとの日本シリーズ第3戦(23日、東京ドーム)に向け、ヤクルト先発陣が22日、前日練習を行った。

 午後1時から東京ドームで練習を開始。第3戦先発が濃厚な小川、ベテラン左腕・石川、原、高梨、第2戦でプロ初完封をマークした高橋と5投手が汗を流した。

 伊藤智仁投手コーチ(51)は「1、2戦目に先発ピッチャーが頑張ってくれたので、フレッシュなリリーフもたくさん待機している。本当にいけるところまでいってもらって、しっかりゲームを作ってくれれば勝機が出てくる」とプランを披露した。

 1戦目で2点リードからサヨナラ負けを喫した守護神・マクガフのメンタルもケアした。「やられることもあるけど、それを引きずらないように。また次にアグレッシブな姿でマウンドに立てるように」と同コーチは切り替えを求めたという。
 
「別に1試合ぐらいで(信頼が)揺らぐことはないでしょうし。まあ他のピッチャーもいますし、うまく回していけたらいいかな。ピッチャー高津もいますからね。抑えは」と伊藤コーチ。日本シリーズ歴代1位となる通算8セーブの記録を持つ指揮官の名前を出し、笑いを誘った。