ヤクルトから戦力外通告を受けた山中浩史投手(35)が16日、現役を引退すると明らかにした。山中は「やり切ったという思いがあるので、野球に対する悔いはない」と話した。

 社会人のホンダ熊本から2012年のドラフトで6位指名を受けて、13年からソフトバンクに入団。2年目の14年のシーズン途中でトレードでヤクルトに移籍した。プロ8年間で先発、中継ぎとして92試合に登板し、17勝26敗。通算防御率は4・33だった。

 サブマリン右腕は「ソフトバンク時代は実績のない自分だったので、拾ってもらって初勝利から10勝以上できたので僕の野球人生を変えてくれた。(ヤクルトに)感謝しかない」とも語った。今後は未定だが、一般企業への就職を希望している。