巨人〝澤村放出〟のターニングポイント 球界がピリついた7月の登録抹消

2020年09月07日 18時18分

「澤村放出」のカウントダウンが始まったのは…

 巨人は7日、澤村拓一投手(32)とロッテの香月一也内野手(24)のトレードが成立したと発表した。澤村は7月26日に登録抹消となり、一時は三軍で調整。再起を図っていた。球界の話題は剛腕の電撃放出で一色だが、実は少し以前から「巨人が澤村を売りに出した」との情報が関係者の間を駆け巡っていた。

 球界に〝澤村放出情報〟が回り始めたのは7月末。ポイントとなったのは25日のヤクルト戦(神宮)だ。当初登板予定だったサンチェスが先発を回避し、急きょ中継ぎの澤村が先発することに。結果は4回4安打2失点とまずまずだったが、右腕はなぜか翌26日に登録抹消となっていた。

 元巨人監督の堀内恒夫氏は7月27日のブログで澤村の登録抹消に触れ「俺のからすると この抹消の意味は重い」とし「いよいよ来たか」と意味深なつぶやきを発していた。すでにトレード情報をつかんでいたか、経験からその可能性を感じ取ったのだろう。

 本紙にも「澤村をほしい球団はないか」という出どころ不明の売り込み話が飛び込んできた。即座に某セ球団幹部に話をあてると「なんとなく聞いてはいるよ」としたが「いらないな。球は速いけどねえ。我々も今どきコンプライアンスが重要。(トレードは)厳しいんじゃないの?」とつれない反応だった。

 そこから1か月、巨人は水面下で売り込みを続けていたということなのか…。いずれにせよ、移籍先が決まったことは球団、澤村双方にとって前進。剛腕の復活は見られるだろうか。