ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が止まらない。5日(日本時間6日)に本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたツインズ戦で3試合連発となる54号を放った。

 2―2の6回無死一塁で2番手の右腕ミギルと対戦。カウント3―1からど真ん中のスライダーを見逃さず、豪快にすくい上げた。角度34度、打球速度109・6マイル(約176キロ)で左翼ポール際に伸びた打球はそのまま2階席に飛び込んだ。飛距離404フィート(約123メートル)の勝ち越し弾に地元ファンは大歓声だ。

 MLB公式サイトは「アレックス・ロドリゲスが2007年にマークした右打者の球団記録に並んだ」と速報した。これで1961年にロジャー・マリスがマークした球団とア・リーグ最多記録の61本まで残り27試合で7本とした。

 8月は28日(同29日)のアスレチックス戦まで月間7本とペースダウン。しかし、29日(同30日)からのMVP争いのライバル・大谷翔平投手(28)の所属するエンゼルス3連戦で目覚めた。第1戦に50号、第2戦に51号と2試合連発するも、大谷は第1戦に勝ち越し弾、第3戦に逆転アーチを放ち、勝利に貢献。ヤンキースは1勝2敗と負け越した。

 強敵とのアーチ合戦で刺激を受けて9月に入り4試合で3本塁打と量産態勢。現在65発ペースだ。ちなみに61年のマリス、07年のロドリゲスはともにア・リーグMVPを受賞している。

 また、ジャッジが注目されているのは本塁打記録だけではない。米CBSスポーツ(電子版)が発表した今オフのFAランキングで1位に選出。「この春、ジャッジは2億1300万ドル(約299億円)相当のオファーを拒否したが、自分に対するその賭けが正しかったということ」などと伝えた。今季の活躍を見ればヤンキースは流失阻止にさらなる超巨額契約を提示するだろう。どこまで上がるか、こちらも楽しみだ。