パドレスのダルビッシュ有投手(35)は26日(日本時間27日)に本拠地サンディエゴでのフィリーズ戦に先発し、6回を7安打3失点、9三振1四球と好投したが、2番手の右腕クリスマットが7回に逆転3ランを浴び、8勝目を逃がした。中継ぎ陣が失点して白星が消えるのはこれで4度目。打者25人に102球投げた。防御率3・26。チームは5―8で敗れた。

 初回、二死後に安打と四球で一、二塁のピンチを迎えるが、5番ベームをカウント2―2からの5球目、外角スライダーで空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 1点を先制してもらった直後の2回はストットに適時打、シュワバーに適時二塁打を打たれ逆転を許すが、続く3回は三者凡退。すると、味方打線が4点を挙げ再逆転してくれた。

 しかし、ピリッとせず5回二死後に連続長単打を許して5―3と2点差に詰め寄られる。この日はカッター、スライダー、高速スプリットを織り交ぜ、要所で三振を奪い試合を進めたが、球数がかさんだ。6回を三者凡退で終えたが、球数が102球に達しており、降板となった。

 チームは7回に逆転され、8勝目を挙げることは出来なかったが、今季14試合目の先発でクオリティースタート(6回以上投げ自責点3以下)は11度目と抜群の安定感を誇っている。