エンゼルスの大谷翔平投手(27)は6日(日本時間7日)に本拠地アナハイムでのレッドソックス戦に「2番・DH」で出場し、4打数1安打だった。打率2割4分2厘。チームは0―1で敗れ、同一シーズンでは1988年以来34年ぶりとなる球団ワーストタイの12連敗を喫して借金は2となった。

 エンゼル・スタジアムの興奮が最高潮に達したのは0―1の9回二死無走者だった。打席は大谷。一発出れば同点だ。観客は祈りを込めて背番号「17」を見つめた。マウンドは相手先発の右腕ワカ。初球、外角低めの86・6マイル(約139キロ)のチェンジアップを引っ張るも打球は上がらず力ない二ゴロに倒れた。スタンドから一斉にタメ息が上がった。

 初回一死無走者はフルカウントからの6球目、外角低めのチェンジアップをバットの先で拾うと右手一本で振り切り右前に落とした。技ありの一打だ。続くトラウトは初球を捉えて左前打。31打席ぶりの安打にホッとした表情だ。しかし、4番ウォルシュは一直に倒れ、二走・大谷は戻れず併殺となった。結果論だがここが勝負の分かれ目だった。

 0―1の4回先頭はフルカウントからの5球目、外角低めのチェンジアップを再び右手一本で拾うも一直だった。6回二死二塁はカウント0―2からの4球目、この日の最速96・6マイル(約155キロ)の外角高めの直球に空振り三振。2打席目まではチェンジアップを振らせにきたが、一転、力勝負で押し切られた。

 先発シンダーガードは6回を5安打1失点の好投。スランプだったトラウトにも31打席ぶりに安打が出たが、チームは無得点で敗れた。この泥沼から脱出するためには大谷の特大弾しかない。