ブルージェイズの菊池雄星投手(30)は3日(日本時間4日)に本拠地カナダのトロントで行われたツインズ戦に先発し、4回2/3で67球を投げて3本塁打を含む7安打4失点で今季2敗目(2勝)を喫した。チームは3―9で敗れ、連勝は8でストップ。

 甘い球を逃さず叩かれた。立ち上がりに先頭バクストンをスライダーで空振り三振に仕留めたものの、ポランコに左前打されて続くガーリックに1ストライクから2球目の95マイル(約153キロ)を左中間へ2点本塁打された。

 裏の攻撃でスプリンガーが初回先頭打者弾、一死二塁から4番のヘルナンデスが同点打を放って試合を振り出しに戻したが、菊池はピリッとしない。2回は先頭のミランダに初球のスライダーを引っ張られ、左翼ポール際へソロ本塁打を被弾。3回には二死無走者から再びガーリックにカウント2―2から96マイル(約154キロ)の内角低め速球を左越えに放り込まれた。

 4回は無失点に抑えたものの、先頭のウルシェラに二塁打を許し、5回には二死走者なしからバクストンに二塁打されたところで交代を告げられた。

 今季の菊池は過去9試合で3被弾。5月は好調で5月は5試合に先発して2勝0敗、防御率2・36と安定した投球を見せていたが、この日は序盤の3回まで毎回本塁打を浴びる乱調だった。