スポーツ・イラストレーテッド誌(電子版)は5日(日本時間6日)にポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している広島の鈴木誠也外野手(27)について「ブルージェイズが日本人外野手の鈴木誠也を追っている」との見出しで報じた。

 米スポーツサイトのボストン・スポーツジャーナルが4日(同5日)に「レッドソックス、ヤンキース、ブルージェイズの3球団が鈴木の獲得に最も積極的である」という関係者からの情報を発信したことを受けたものだ。同記事はレッドソックスは今季右翼を守っていたハンター・レンフロー外野手(29)がジャッキー・ブラッドリー外野手(31)らとの交換トレードでブルワーズに移籍したため、「鈴木はレッドソックスの右翼手として、レンフローの代わりに守備面でも右打者としても活躍できる。鈴木はレッドソックスにとって明らかに必要な選手である」と分析している。資金力があり、ア・リーグ東地区のライバル関係である3球団が争奪戦を繰り広げるのであれば、相場が跳ね上がるのは確実で鈴木誠は契約年数、総額でよりよいオファーを受けることが可能だ。ただ、現在、ロックアウト中ですべての交渉がストップしているため、待ちの状態。MLBと選手会が新労使協定で妥結するのを待つしかなく、我慢の日がしばらく続きそうだが、朗報は必ず届く。