エンゼルスの大谷の意味深発言から一夜明けた27日(日本時間28日)のNJドットコムは「アリーグのMVP候補である大谷が、何も変わらなければ将来はエンゼルスにいないことをほのめかす」と強烈な見出しで報じた。

 大谷は今季の本拠地最終戦となった26日(同27日)のマリナーズ戦後にチームの愛着を語ると同時に「それ以上に勝ちたい気持ちが強いですし、プレーヤーとしてその方が正しい」と明言。将来の移籍を前提にしたわけではないが、全米のメディアは騒然となった。

 同サイトはエンゼルスはMVP3度受賞のマイク・トラウト外野手(30)を擁しながら、2014年を最後にプレーオフ出場がないと解説。大谷がエンゼルスで勝つことができるかどうかを聞かれ、「どうなんでしょうね。このままでは勝てないんじゃないかな」と切実な思いを明かしたことも伝えた。

 その上で大谷は23年オフにFAの権利を得て、全チームと契約できると紹介。「もしチームに不満を持っていれば、動向に注目しておく価値がある」と地元球団であるヤンキース、メッツへの移籍に期待を寄せた。