人気球団のドジャースが進出したにもかかわらず、ワールドシリーズのテレビ視聴率がメジャー史上最低に落ち込んでいる。米サイトのスポーツ・メディア・ウオッチは27日(日本時間28日)に調査会社のニールセンが発表した視聴率を過去と比較した。第5戦までの全試合が視聴率の歴代ワースト5となり、視聴者数でも4試合がワースト5入りしたと報じた。

 今年のワールドシリーズは32年ぶり世界一を目指すドジャースと初の頂点を狙うレイズが激突。コロナ禍のため中立地のテキサス州アーリントンですべての試合が開催されている。

 歴代ワースト1位となった第3戦は視聴率4・3%で、視聴者数は816万人。第5戦は5・3%、1006万人とわずかに持ち直したものの、同時刻に中継されたNFL(米プロフットボール)の公式戦に及ばなかった。これまでの視聴率歴代ワーストはナショナルズとアストロズの顔合わせとなった昨年の第4戦で5・9%、視聴者数ワーストはフィリーズとレイズが対戦した?年第3戦で984万人だった。

 ワールドシリーズ視聴率の歴代ワースト?は次の通り。

①20年第3戦(レイズ―ドジャース)4・3%

②20年第4戦(レイズ―ドジャース)4・8%

③20年第2戦(ドジャース―レイズ)5・0%

④20年第1戦(ドジャース―レイズ)5・1%

⑤20年第5戦(レイズ―ドジャース)5・3%

⑥19年第4戦(ナショナルズ―アストロズ)5・9%

⑦08年第3戦(フィリーズ―レイズ)6・1%

⑧12年第3戦(タイガース―ジャイアンツ)6・1%

⑨14年第4戦(ジャイアンツ―ロイヤルズ)6・3%

⑩19年第5戦(ナショナルズ―アストロズ)6・5%