球団新8連続Kのツインズ前田健太を地元メディア絶賛「まるでチームのエース」

2020年08月20日 11時32分

前田健太(ロイター)

 ツインズの前田健太投手(32)は18日(日本時間19日)に本拠地でのブルワーズ戦に先発し、8回0/3を1安打1失点、12三振2四球だった。8回を終わって無安打無得点で大記録達成が期待されたが、9回先頭のソガードに中前打を許し、史上初の日米でのノーヒットノーラン達成の夢が途絶えた。降板後、チームは3点差を追いつかれ、4勝目もならなかった。ただ、最後は延長12回に4―3でサヨナラ勝ちした。

 スライダー、チェンジアップはキレまくり、ツーシームと直球の制球は抜群だった。ブルワーズ打線も打てる気がしなかっただろう。圧巻だったのは3回一死からの奪三振ショー。9番ソガードから8者連続で三振を奪った。チーム記録を更新し、日本人では2019年9月17日のレッズ戦でのカブスのダルビッシュに並ぶ日本人最多タイ。ア・リーグ記録にあと1だった。

 前田の快投を地元メディアは大絶賛だ。スター・トリビューン紙のマイケル・ランド記者は「ノーヒッターだったら確かに素晴らしいストーリーだが、もっと大きな観点から見ると、前田はまるでチームのエースかのような投球を見せていることだ」と手放しで褒めるとこう続けた。「5登板はサンプルとしては少ないが、今見たところだと前田はポストシーズンの最初の試合の先発候補であり、他球団のベストな先発と争う力があると言えるだろう」
 米大リーグ公式サイトは「前田はこれまで4登板、十分に支配力を見せてきたが、今夜はそれとは比べられないものだった。とにかく前田の球は打てなかった」と評価。

「不運は6回にマウンドに上がったときに連続三振が6個だと本人が思っていたこと。8だと分かっていれば、ア・リーグ記録の9を狙いに行けたのに」と残念がった。

 米スポーツ専門局ESPNのデビッド・シェーンフィールド記者は「私は前田健太のような投手をキッチン・シンク・ピッチャーと呼んでいる」と独特の表現。「その名の通り、キッチンの流しにあるファストボール、シンカー、スライダー、スプリッター、ブレンダー、ワッフル・アイロンを全部投げてくる。8回まで、ブルワーズはお手上げだった」と持ち球を駆使してブルワーズ打線を圧倒した投球を称賛した。惜しくもあと3人で逃したが、大記録達成の日は近そうだ。