世界一・レッドソックス支えた3人の日本人スタッフ

2018年10月30日 16時30分

世界一を喜ぶ百瀬コーチ(左)とボガーツ

【マサチューセッツ州ボストン28日(日本時間29日)発】レッドソックスはドジャースとの102年ぶり、2度目のワールドシリーズ(WS)を4勝1敗で圧倒、前回に続いて制した。5年ぶり9度目の頂点に立ったレッドソックスのクラブハウスには喜ぶ3人の日本人スタッフの姿があった。

 2007年からアシスタントトレーナーを務める高橋真彩氏(43)にとって07年、13年に続いて3度目の経験。WSのターニングポイントは「0―4から逆転した第4戦の勝ちじゃないですか?(WS史上最長の延長18回を戦った)第3戦でキツイ負け方をして、次の日に落とさなかったのが大きい」と断言した。

 13年からマッサージセラピストを務める内窪信一郎氏(37)は「短期決戦は、流れをつかんだ方が強い。選手もすごいが、監督がすごい」と就任1年目でチームを世界一に導いたコーラ監督をたたえた。

 日西英と3か国語に堪能で、16年にパイレーツから移籍したストレングス&コンディショニングを担当する百瀬喜与志コーチ(46)にとってはメジャー18年目で初の世界一。普段は感情を表に出さないが、「あ~、やっとここまで来ることができました。チームメートに感謝です」と、手にしたトロフィーの重さを感じながら、感慨深げに話した。そして百瀬コーチも「第4戦が今年のチームを象徴していた。我慢して、我慢して、最終的に爆発するというね。諦めないで、しぶとく、しぶとく、しぶとい野球をやっていた。それが一番の勝因だと思う」と長い1年を振り返った。

 毎試合、プレーボール直前にフィールドで百瀬コーチと3分ほどのワークアウトを行う内野手のボガーツは「キヨシは、クラブハウスでみんなにリスペクトされているすごいヤツ。ジムも含め、われわれが健康を維持できるよう素晴らしいメニューを考えてくれた。それが大きな助けになったのは間違いない」と感謝と賛辞の言葉を贈った。

 ボストン市は、31日(同1日)午前から市内で優勝パレードを行うと発表。街はハロウィーンのオレンジとレッドソックスの赤でにぎやかな一日を過ごすことになるだろう。