カナダの西海岸側、太平洋に面したブリティッシュコロンビア州に生息すると言われる“大きなトカゲのような、ワニのような、オオサンショウウオのような”未確認生物を紹介しよう。「シールキー」と呼ばれる未確認生物だ。
先に挙げた3種の生物は、大ざっぱに言うと似たような見た目かもしれないが、爬虫類と両生類が混ざっている。現代の生物学が浸透する前から目撃されている存在のため、人間の主観によって、どちらともつかない特徴を持っているようだ。
そもそも、このブリティッシュコロンビア州は、現在も数多くのネーティブカナディアンが住まう土地であり、そのネーティブカナディアンの間で伝わっている生物だった。それが1970年代に目撃報告が多発したために、今でも未確認な生物として、その存在がささやかれているのである。
その目撃があった場所は、カルタス湖という湖だ。カナダ有数の大都市であるバンクーバーからハイウエー1号線で1時間半ほど行ったところにある観光地である。大きなキャンプ場で有名だが、ウオータースライダーや水上ボートなどのアトラクションが充実している。
そこで大きく、暗い色合いをした、オオサンショウウオのような生物を見た人がいるというのだ。長い間、伝承上の生物だと考えられていたものが、実在する生物を基にしていた可能性が出てきた。それ以上の情報があまりないのだが、性格は非常にどう猛で、危険だとは伝わっている。
このシールキーであるが、古生物であるマストドンサウルスの生き残り説も噂されている。このマストドンサウルスは全長がおよそ2〜4メートル、最大のものは6メートルもあったと言われ、頭部だけでも1・2〜1・4メートルあったのだとか。ワニのように頭部の比率が大きい生物と見間違いやすいかもしれない。
そして、このマストドンサウルスは大型両生類で、北米大陸でも化石が発見されているのだ。近年の研究では尾が長いとも言われており、やはりオオサンショウウオ的でワニのような生物という特徴に当てはまるのである。
特にカナダでは両生類の先祖となる生物の化石が発見されている。いまだに謎が多いとされている両生類であるが、サンショウウオとカエルの共通の祖先にあたるゲロバトラクスという生物が2008年に発表されたのだ。ひょっとしたらカナダという土地と両生類は密接な関係にあるのかもしれない。












