ロシア・モスクワ郊外の野原の上空を、2晩連続で巨大なUFOが旋回し、地元住民がその姿を撮影した。ロシアのニュース系テレグラムチャンネル「SHOT」が先日、報じた。しかし、専門家はその正体を「雲」と断定した。

 SHOTによると、UFOが目撃されたのはオジョギノ村付近。地元住民は、物体が音もなく木々の上を漂うように飛び、野原の上空で停止したと証言している。まるでそこで何かを探しているかのようだったという。住民が撮影した画像には、大きな円形の発光体が写っている。

 住民によれば、UFOは白、赤、オレンジと色を変えながら発光し、目測では直径約20メートルに達していたという。目撃者の一人は、UFOが真上を通過した際、激しい恐怖に襲われ、体が硬直して動けなくなったと証言。UFOが姿を消すと、硬直も解けたという。

 しかし、ロシア科学アカデミー(RAS)宇宙研究所の主任研究員ナタン・エイスモント氏は、このUFO騒動についてロシアメディア「アブザッツ」に対し、「オジョギノ村付近に出現したものはUFOではありません」と否定した。

 エイスモント氏は「こうしたものが現れるのは、地表が均一に温められないことが原因です。地表が加熱されることで、このような雲が発生し、それが私たちには『円盤』のように見えるのです」と説明。さらに、こうした雲自体には色がなく「街灯や車のヘッドライトなどの光が反射・屈折することによって色が付いて見えるのです」としている。