ズボンのポケットから出てきたのは、なんと頭が2つあるカメだった!
香港税関は29日、香港と中国本土を結ぶ落馬洲支線管制站(出入境検査場)で、違法に持ち込まれた生きたカメ1匹を押収したと発表した。市場価格は約1万香港ドル(約20万円)とみられている。
税関によると、28日、入境ロビーで香港に到着した香港人の男(24)を検査したところ、ズボンのポケットから生きたカメが見つかった。
漁農自然護理署(漁護署)の職員が調べた結果、ワシントン条約の付属書に掲載され、香港の「絶滅危惧動植物種保護条例」で規制されている種と暫定的に鑑定された。事件は漁護署に引き継がれ、詳しい調査が進められている。
税関の公式発表では単に「生きたカメ」とされているが、公開された写真を見ると、その姿はかなり奇妙だ。1つの甲羅から2本の首が伸び、それぞれに頭が付いている。
香港ニュースサイト「東網」は29日、押収された個体を「双頭のチズガメ(マップタートル)」と報じた。
さらに香港ニュースサイト「香港01」は、香港両生爬虫協会の楊翠珊・運営総監に取材。楊氏によると、通常のチズガメは十数~20年ほど生きるが、今回のような双頭亀は遺伝的な欠陥を抱えており、生存率が低く、寿命も通常の個体よりはるかに短い。数年しか生きられない場合があるという。
楊氏は、今回の双頭亀について、人為的に繁殖された可能性が非常に高いとの見方を示した。自然界では極めて珍しいため、珍奇な個体を求める愛好家の需要があり、通常のチズガメが数百~1000香港ドル程度なのに対し、双頭なら5桁の値段が付くこともあるという。












