日本バレーボール協会(JVA)は2027年に創立100周年を迎える上で、新たな強化体制を整える構えだ。

 男女の日本代表は主に東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)を練習拠点として活動。しかし、A代表だけでなく、B代表や年代別代表も並行して活動する際は、NTCのコート2面では満足な練習を積めない状況だった。

 大会前のA代表は鹿児島・薩摩川内市、沖縄・豊見城市など、遠方で合宿を実施することもあった。そこで日本バレーボール協会は兵庫・神戸市内に独自のハイパフォーマンスセンター(HPC)を設置すると発表。来年7月1日から使用を開始するという。

 HPCは以前にVリーグの久光製薬(現SVリーグ・SAGA久光)が佐賀移転前に使用していた。現在は使用者がおらず、所有者のNTT西日本と契約を結び、来月から数億円をかけて改修工事を始める。

 日本バレーボール協会の国分裕之専務理事は「これまでのスポーツ界にはないような次世代型トレーニングセンターを実現する」とメリットを力説。「100周年の中心的な取り組みとなる」と声を大にした。

 2年後のロサンゼルス五輪に向けては、石川祐希(ジラート)や高橋藍(ルブリン)らを擁する男子がすでに出場権を奪取。56年ぶりのメダルへ、大きなプラスとなりそうだ。 

 また、創立100周年に合わせて新スローガン「Believe in Next 世界はつながることができる」を作成。「バレーボールの持つつなぐ力で、競技を越えて、さまざまなボーダーを越えて、世界とつながっていく」との思いが込められている。