愛知・名古屋アジア大会バスケットボール男子決勝(20日、愛知国際アリーナ)で、日本は韓国に57―67で敗れた。一方、12年ぶりに頂点に立った韓国は、試合前にまさかのバストラブルが発生。そんな中で韓国選手たちを直撃すると、その後の意外なてん末が明らかになった。
韓国チームを巡っては、この日の午前練習で利用予定のバスが選手たちの前に現れず、最終調整を行えないアクシデントに見舞われた。それでも試合では、第3クオーターで一気に点差を広げて逃げ切り。栄冠を勝ち取った。
試合後、チーム2番目となる14得点をマークした李政炫は、バストラブルについて「正直戸惑った」と率直な心境を吐露。「韓国プロバスケットボールリーグでは、普段19時の試合であれば、午前中に軽くシューティングを行う。そういったリズムが少し崩れてしまった影響が、少なからずあったのではないかと思う」と分析した。
イレギュラーな事態も起きたが、コートでの午前練習の代わりに散歩&お茶会が行われたことを明かす。「(ホテルの周りを約30分間)軽く散歩をしてカフェで話をしながら、今日の試合に向けて気持ちを切り替えて臨めた」。試合前には、仲間とリラックスして試合を迎えたという。
今大会では、韓国の国歌に関するトラブルなど、韓国選手団を巻き込む問題も起きている。李は「正直、日本で開催されたアジア大会ということで期待していた部分に対しては、心残りの部分が確実にあったので、そこは残念に思っている」と指摘。それでも「ホテルへ移動したり食事や関係者の方々の親切な対応など、良い文化を感じることができて新しい経験になった」と前向きに捉えた。
さらに32歳のベテラン、崔俊龍も「日本が僕たちを嫌がらせするためにわざとバスを送らなかったのかどうかは分からないが、どこに行ってもこういうことはある。正直、これよりもっとひどい問題がたくさんあった」と過去の経験と照らし合わせて語った。
続けて大会全体の運営には「日本の食事もおいしいし、宿舎も悪くないし、僕は満足だった。実際、日本の方々は対応をよくやってくれている」と意外にも肯定的な評価を口にする。
最後に改めて崔は「午前中に運動できなかったのはすごく残念だが、どこに行ってもよくあることだ。何百人、何千人という大会の参加者を管理しなければならないのだから。むしろ散歩ができて良かった。みんなで一緒にカフェに行ってたくさん話もできたし」と運営側を擁護し、アクシデントがチームにとってプラスに働いたと強調した。
どのような状況でも対処できる柔軟性が、優勝をつかみ取った韓国チームの強みだったようだ。












