故ジャニー喜多川氏の一連の問題を巡って、SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所、以下スマイル社)が、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」(2024年に解散)の副代表だった石丸志門氏に対する債務不存在確認請求訴訟の公判が11日、さいたま地裁で開かれた。

 石丸氏は24年2月にスマイル社が設置した被害者救済委員会から1800万円の補償額を提示されたが「被害の実態や影響に見合っておらず納得できない」として拒否。調停でも両者の溝は埋まらず、スマイル社は同11月に1800万円を超える損害賠償責任はないことの確認を求め提訴していた。

 この日は石丸氏への尋問が行われたが、和解案の提示はなかった。裁判を終え報道陣の取材に応じた石丸氏は「予定では今日、和解まで進むのではないかと思っていたんですが…。また日数が延びてしまった」と落胆の表情を浮かべた。

 また「弁護士もついてませんし、非常に苦しい毎日ではあります。当事者の会のメンバーの補償も済み、落ち着いた生活をしているなか、孤独感を感じる部分もあります」と話した。