1分間格闘技「Breaking Down」に出場経験がある料理人のこめおが3日、Xを更新し、「麻布十番納涼まつり」(8月22、23日)で提供した「冷やしカニラーメン」をめぐる食中毒事故を謝罪した。
東京都はこの日、食中毒の原因を冷やしカニラーメンと断定し発表。男女78人が食中毒になり、患者からサルモネラ属菌が検出されたという。
こめおは「同様の事態を二度と起こさないよう、再発防止を徹底してまいります。また、今回の食中毒により体調を崩された方への補償につきましても、順次対応を進めてまいります」としている。こめおの店「割烹こめお」は、3日から9日までの7日間、営業停止処分となった。営業再開日は未定。
さらなる法的責任を負う可能性はあるのか。アディーレ法律事務所の大垣優希弁護士は「民事、刑事の責任も問われる可能性があります」と指摘。民事責任については「健康被害が生じた利用客から不法行為に基づく損害賠償請求として、治療費や休業損害、慰謝料などの損害賠償を請求される可能性があります」。被害者はさらに増える見込みで、そうなれば請求額も増えていく。
より重いのが刑事責任だという。「提供者が必要な衛生管理を怠った結果として食中毒が発生し、利用客に健康被害が生じた場合には、業務上過失致傷罪に問われる可能性もあります」と述べた。
過去にも食中毒事件に関連して事業者や関係者が逮捕されているケースがあり、「今後の調査によって衛生管理上の問題や責任の所在が明らかになれば、刑事手続きに発展する可能性は十分にあるでしょう」と厳しい言葉が続いた。
法的責任も重いが、今後経営を続けていくうえで重要なのが信頼の回復だ。大垣弁護士は「処分を受けた店舗であっても、再発防止策を適切に講じることで営業を継続しているケースは少なくありません。もっとも、今回問題となっている商品が祭りで販売されたものであるとしても、店舗全体の衛生管理に対する不安から、通常営業にも影響が及ぶ可能性は否定できないでしょう。今後の経営においては、顧客の信頼を回復できるかどうかが重要なポイントになると考えられます」。
信頼回復へイバラの道が続きそうだ。












