東京・中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店で、高級腕時計4本、約2億円相当が盗まれる窃盗事件が発生してから一夜明けた26日、犯行当時の様子が明らかになってきた。
事件は25日11時55分ごろに発生。お昼時とあって多くの人が行き交う中、白昼堂々と行われた犯行に衝撃が走っている。男2人が店内のショーケースをハンマーで叩き割って高級時計を盗んだ。その犯行時間はわずか10秒ほどだった。
盗まれた時計は「リシャール・ミル」3本と「パテック・フィリップ」1本の計4本で被害総額は約2億円。逃げた2人はいずれも20代くらいで身長約170センチ、黒っぽい服を着用。1人は電動キックボード、もう1人は走って逃走したという。現場から約300メートル離れた場所から乗り捨てられた電動キックボードと衣服が見つかっている。
26日に事件現場を訪れると窃盗被害に遭った同店は通常通りに営業。店内には数人の客がおり、店の前を通る通行人の中には、前日のニュースを知ってか立ち止まる人もいた。同店に取材を申し込んだものの、スタッフは「申し訳ありません」。
周辺には同様に高級時計を扱う店があるが入り口に鉄製のスライド式門扉を設置し、スタッフが開閉。しかし被害に遭った店は出入りが自由だ。わずか10秒ほどで高級時計4本を奪っていく犯行は、時計の場所を把握していたと思われ、計画性がうかがえる。
警察は2人の行方を追っているが、背後には犯行グループの存在がありそうだ。
「2億円相当の時計を換金するには、それなりの転売ルートが必要です。盗品の高級時計は外国のコレクターに売られるのではないでしょうか。コレクターの中には保証証書などの付属品を必要としない人もいるし、2次流通することはないので足がつきにくい」(高級時計取り扱い関係者)
事件は早期解決となるか――。












