鳥取県の平井伸治知事が26日、大阪・通天閣の展望台に鎮座するビリケンさんに「鳥取県産梨の奉納」を行った。

 ビリケンさんとは、1908年に米芸術家のフローレンス・プリッツ氏が制作。明治末期に日本へ伝わり、幸運の神様かつ通天閣のシンボルとして親しまれている。近年では「関西とっとりPRサポーター」としても活躍しており、平井知事が四季折々の鳥取県産品を奉納してきた。

 この日、鳥取で採れた二十世紀梨と、梨の品種・新甘泉(しんかんせん)を持参した平井知事は「いつまでたっても新幹線が山陰にやってこないもんですから、とりあえず梨で作ってみようと、新甘泉という名前をつけましたが、味は超特急でございました。今年は特に平均糖度14度を超える、とても甘い、最高の糖度に仕上がっております」と胸を張った。

 展望台に鎮座するビリケンさんに鳥取県で収穫された2種類の梨を奉納した。「通天閣は全長108メートルあるわけでございまして、ビリケンさんに気に入っていただければ、今シーズンの鳥取県の梨は飛躍や~(108=ひゃくや)。あやかってまいりたいと思います」と上機嫌。

 続いて企業版ふるさと納税による寄付を行った通天閣観光株式会社へ平井知事から感謝状の贈呈が行われた。感謝状を受け取った高井隆光社長は「今日もたくさんのお客さまが来てくださっています。大阪を訪れて、鳥取にも行きたいなと思ってもらえるきっかけを通天閣から発信していきたい」と意気込んだ。

 今年は全国で桃やぶどうといった農産品の窃盗被害が目立ったが、鳥取県では人ではなくクマの窃盗被害があるという。

 平井知事は「クマによる窃盗被害が収穫期に起きています。クマった問題ですね。彼らは夜来るものですから(農家さんは)出会ってない」と人身被害は発生していないことを報告した。

 最後に「あっちはベアーですけど、こっち(通天閣)はペア(二十世紀梨と新甘泉)でございます」と舌好調に締めくくった。