ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の今後に注目が集まるなか、対戦候補の新たな動きが判明した。

 井上の次戦を巡っては、WBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)と来年2~3月に対戦する計画が浮上。一方で、バム陣営は井上戦の前に1試合を行う意向を示しており、対戦相手にWBO同級王者クリスチャン・メディナ・ヒメネス(メキシコ)の名前が挙がっている。

 そうしたなか、米専門メディア「ボクシング・シーン」は、11月20日にニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンで開催が計画されている興行に関する記事を掲載した。記事ではアンソニー・ジョシュア(英国)とタイソン・フューリー(英国)の元世界ヘビー級王者同士による対戦のほか、アンダーカードについても記述。「11月20日の興行に関連するもう一つの注目点は(英興行大手)マッチルーム主催の強力な試合がマジソンスクエア・ガーデンでの興行に組み込まれる可能性があるという計画だ」と伝えた。

 その上で「提案されているもののまだ契約には至っていない対戦カード」の一つとして「世界3階級制覇王者ジェシー〝バム〟ロドリゲスとメキシコの王者クリスチャン・メディナによるバンタム級統一戦」と記している。

 ただ、このカードが実現した場合、バムが2~3月に井上と試合をできるかは不透明。メディナとの統一戦でケガを負うリスクがあるだけでなく、わずかな期間で1階級上げる調整を強いられることになる。

 バムのトレーナー兼マネジャーを務めるロバート・ガルシア氏は「FIGHTHYPE」のインタビューで「井上が3月より長く待ちたくないと言っているのなら、11月か12月上旬に試合を済ませて3月には準備万端にできる。12月に休養を取って1月上旬からトレーニングを始めれば準備は整う。それが完璧なタイミングだ」と話しているが…。

 果たして、井上vsバムのスーパーマッチは実現するのか、それともモンスターが見切りをつけてフェザー級へ転向するのか。今後の動向から目が離せない。