バドミントンのジャパン・オープン第3日(16日、東京体育館)、女子シングルス世界ランキング3位で五輪3大会連続出場の山口茜(29=再春館製薬所)が、ベスト8進出を決めた。

 この日の2回戦では、5月のタイオープンで勝利したピッチャーモン・オパニプット(タイ)と激突。ミスでリズムに乗れないまま第1ゲームを落としたが、第2ゲーム以降は見事に修正。粘り強いラリーでポイントを制し、相手を突き放していった。17―21、21―15、21―11の2―1で逆転勝利を収めた。

 山口は「1ゲーム目はちょっと焦ってしまって我慢ができなかった。2ゲーム目の途中からは自ら仕掛けるというよりも、丁寧にラリーすることができるようになった。なんとか勝てて良かった」と安堵の表情で熱戦を振り返った。

 ポイント間にはスタンドから「山口頑張れ」や「茜ちゃんもう1本」といった声援が響いた。1回戦(15日)と比較すると観客数は2倍(3000人)以上になっており、「声かけがいろいろな方向から飛んでくるので、それはすごくありがたかった」とファンへ感謝。その一方で「2ゲーム目の途中まではずっと苦しい展開だったので、苦しいときにもうちょっと声をかけてくれたらいいな」と遠慮気味にリクエストした。

 準々決勝では同14位のキム・ガウン(韓国)と対戦する。「今日を乗り越えられたことを生かして頑張る。もうちょっと怖がらずに思い切って、どっしりと構えて、ラリー展開も入れながら攻撃していきたい」。苦しみながらも手応えをつかんだ日本女子のエースが、2年ぶり5度目の優勝へ突き進む。