防衛省がLUUPを導入したことに賛否が集まっている。

 防衛省・自衛隊の公式Xは1日、「本日(7月1日)より、防衛省市ヶ谷庁舎に電動キックボードと電動アシスト自転車を導入しました」と報告。添付された画像にはLUUPのポートが写っていた。「東京ドーム約5個分の広さを有する庁舎内での移動をよりスムーズにし、業務効率の向上につなげます」と意義を伝えた。

 LUUPは電動キックボード等のシェアリングサービスで、料金を支払い利用できる。ポートというキックボードの置き場から目的地付近のポートまで移動することが可能だ。

 東京ドーム5個分の敷地であればLUUPがあると便利そうだが、SNSの反応は芳しくない。防衛省・自衛隊の公式Xには「LUUPは位置情報を把握しており、この取組はセキュリティ上良い物とは思いません」と位置情報の漏洩を問題視する意見が寄せられている。ほかにも反対の声ばかりが目につくのだ。

 SNSには以前からLUUP嫌いが多かった。「LUUP利用者には交通ルールを守らないというイメージが広がっています。SNSではそうした動画がいくつも投稿されています」(WEBライター)

 例えばインフルエンサーの滝沢ガレソ氏は今年2月に赤信号で止まらないLUUP利用者の動画を投稿している。

 また、6月には死亡事故も発生。LUUP公式サイトは6月9日にニュースリリースを更新し、「6月2日に東京都北区で発生した、自動車と特定小型原動機付自転車の事故について本日報道がございました。本件は、当社サービスをご利用中のお客様が事故に遭われたものです」と公表。利用者が亡くなったと明かし、「交通安全対策や啓発活動に、より一層注力してまいります」と再発防止を誓っていた。

 位置情報の漏洩だけでなく、安全性にも疑問符が付けられているわけだ。一方で異なる見方もある。紀藤正樹弁護士はXで「危険な公道上ではなく、敷地内でのこういう使い方こそ有用かつ正しい使い方だと思います」と、むしろ理想的な利用方法だと指摘。道路に出てこなければ事故は起きないということだろう。

 SNSでは議論が続いているが、庁舎内の移動がラクになることは間違いない。