北中米W杯決勝トーナメント1回戦(30日=日本時間1日、米国・ニューヨーク)で優勝候補のフランスはスウェーデンに3―0で勝利した。エースのFWキリアン・エムバぺ(27=レアル・マドリード)が先制弾を含め、2ゴールを奪取し、今大会6ゴール目で得点ランキングのトップに並んだ。
エムバペが圧巻のパフォーマンスを見せた。序盤こそ何度も迎えたゴール前のチャンスでシュートを外すと両手を上げて叫ぶなどイラ立ちを隠せない様子を見せた。しかし前半終了間際の45分にショートコーナーからペナルティーエリア内の左サイドからドリブルで中央に切り込み、強烈なシュートでゴールネットを揺らした。
母親の葬儀のため1次リーグ最終戦を欠場したディディエ・デシャン監督に駆け寄って抱き合うと、イレブンとも喜びを分かち合った。英メディア「BBC」は「ベンチ前でハグをかわし、フランスの精神と団結力は誰の目から見ても明らかだった」とし、元スコットランド女子代表DFジェニファー・ビーティーさんは「エムバぺの素晴らしいテクニックでGKの前を横切るサイドを狙った」とシュート技術の高さを絶賛した。
エムバぺは2―0として迎えた後半29分にもゴールを奪った。左サイドでスルーパスに反応すると自慢のスピードでDFラインを抜け出し、今大会6点目をマーク。得点ランキングで首位に立つアルゼンチンFWリオネル・メッシ(マイアミ)に並んだ。W杯決勝トーナントでは9試合9得点の最多記録となり、代表直近5試合で8得点2アシストとまさに〝得点マシン〟と化した。
W杯通算18得点は大会前まで16得点でトップだったドイツ代表ミロスラフ・クローゼを抜き、19得点のメッシに1差に迫ったが、この日は40分に交代した。元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は「正直に言ってすべてがワールドクラスです。エムバペは他の選手よりも、さらに一段上のレベル」と称賛。16強で争う決勝トーナメント2回戦(4日=同5日)パラグアイ戦でも大暴れは間違いなさそうだ。
エースが絶好調のフランスは2大会ぶりの3度目の優勝に向けて弾みをつけた。英「BBC」は「このW杯でフランスを止められるチームはあるのだろうか。このプレーを続けるならよほど特別なことがない限りムリだろう」と伝えていた。













