強豪国ドイツが衝撃の敗戦だ。北中米W杯決勝トーナメント1回戦(29日=日本時間30日、米国・ボストン)、ドイツはパラグアイと1―1で突入したPK戦の末に3―4で敗れた。2014年ブラジル大会以来の優勝を目指し、1次リーグE組を首位で通過するも、PK戦で5度目の優勝の夢は破れた。
ドイツは序盤からボールを保持して主導権を握るが、パラグアイの粘り強い守備から攻撃を仕掛けようとする戦いに思い通りにいかない展開が続いた。前半42分には先手を打たれる。左サイドのFWマティアス・ガラルサ(アトランタ)のクロスからFWフリオ・エンシソ(ストラスブール)にヘディング弾を決められ先制を許した。
反撃に出るドイツは0―1の後半9分、ペナルティーエリア左手前からMFフロリアン・ヴィルツ(リバプール)が送ったクロスをFWカイ・ハーバーツ(アーセナル)が中央でゴールを背にしながらも頭で合わせ、同点に追いついた。
その後も両者ともに激しい攻防を繰り広げるものの、90分で決着はつかず今大会初の延長戦に突入。延長前半12分には右CKからファーサイドに隠れていたDFヨナタン・ター(バイエルン・ミュンヘン)がヘディングでネットを揺らした。歓喜の瞬間と思われたが、CKが蹴り出された際、DFワルテマー・アントン(ドルトムント)と相手GKが競り合った場面がファウルの判定。得点が取り消される事態にスタンドは騒然となった。判定直後には両チームの監督に対してイエローカードが出される事態となった。
そのまま120分間でも決着はつかずPK戦に突入。ドイツは先に臨み、W杯5大会目のベテランGKマヌエル・ノイアー(Bミュンヘン)が引き続きゴール前を守る。味方の1人目キッカーが失敗する中、ノイアーが好セーブを見せて持ちこたえる。しかしパラグアイの6人目のキッカーに逆を突かれて幕を閉じた。
ドイツはブラジルに次ぐ4度のW杯優勝を誇る強豪国として、今大会の優勝候補の一角として臨んでいたが、勝利の女神はほほ笑まなかった。












