カーリング女子で2026年ミラノ・コルティナ五輪代表のフォルティウスでスキップを務めた吉村紗也香(34)が新たな一歩を踏み出す決断を下した。

 カーリングの聖地・北海道常呂町出身の吉村は、小学4年時に競技を始める。13年世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得すると、14年からフォルティウスでプレー。19年にはグランドスラムで日本勢初の準優勝に輝いた。五輪には縁がなかったものの、26年ミラノ・コルティナ五輪で初めて大舞台に立った。

 6月の日本選手権後には「五輪サイクルの区切りになるので、考える時間も必要かなと思う」と口にしていた中で、24日にチームを通じて現役を引退すると発表。「五輪を目指し始めて16年。何度も壁にぶつかり、辛く悔しい気持ちを経験しながらも前を向き挑戦してきました。25~26年シーズンが始まる前に『これが最後の五輪への挑戦にしよう』と決意し『何が何でも五輪に絶対行く』と覚悟を持ち、1年間走り抜くことを決めました」と明かした。

 金メダルを目標に掲げたミラノ・コルティナ五輪は無念の1次リーグ敗退。「五輪での結果は決して満足のいくものではなく、多くの悔しさが残りましたが、最後まであきめずに挑戦出来たこと、私にとってもチームにとっても大きな誇りです」と回想。今後はチームの広報活動に携わりながら、活動を続けていく予定だという。

 日本選手権前の本紙インタビューでは「フォルティウスとしては携わっていきたい。そこはブレていない。次の五輪の選考も視野には入れてやっている」と語っていた吉村。30年フランス・アルプス五輪での金メダルへ、今後は異なる立場でチームを支えていく。