高市早苗首相は22日の衆院予算委員会に出席。昨年10月の自民党総裁選をめぐり、自身の陣営が、他の候補者〝誹謗中傷動画〟を作成していたとされる問題や暗号資産「サナエトークン」について野党側の質問に直接答えなかった。
中道改革連合・後藤祐一議員は一連の疑惑に関して厳しく追求。これに高市首相は「私の総理としての業務時間も、残念ながら確保できなくなってきております。近日中に奈良の秘書の陳述書と、そしていわゆる暗号資産に関する記述などどこにもない、相手企業から送られてきた唯一の提案書、これを予算委員会の理事会に提出させてくいださい。それをもって本件に関する詳細な問いへの答弁と代えさせていただきたいと考えますが、委員長のご了解をいただきたいと思います」と坂本哲志委員長に要請した。
後藤氏は「質問に答えていないよ」と怒りの表情で反論。坂本委員長は「細かなことについては、陳述書をもって、委員長に預けたいということだった。陳述書を私の方であずかり、理事会で開陳した上で、それをみなさんにご協議いただきたいと思います」と応じた。
日本共産党の小池晃書記局長は、高市首相の中傷動画問題をめぐり、秘書に対する参考人招致を始め「証人喚問が必要になってくる」と主張していた。
衆参予算委員会の終了後、会見した小池氏は高市首相が一連の問題への対応で「陳述書」提出することに「(高市内閣の支持率が)下がっているからというよりも、そもそも陳述書でごまかすというのは国会ではありえないでしょう。国会の議論の場に出てきてもらって話をすると、総理が自らの言葉で答えると、自分の秘書への対応ですから。それと参考人、証人喚問なり、ご本人で出てきていただくのが本来のあるべき議論の進め方だと」と強調した。
疑惑をめぐって高市首相の答弁は二転三転したが、訂正も行ってきたことには「『訂正』とか言ってね、訂正というは内容の訂正は本来できないんですから、国会ではね。そういう異常な事態になりつつあると、このままでは議会制民主主義の根本がね、崩れていくと思いますのでここは党派の違いを超えて『こういう運営を許しちゃいけない』という声を上げていかなきゃいけない。私は自民党の中から、そういう声が上がってもいいんじゃないかなというふうに思うぐらい、いま、深刻な事態だと思います」と語った。












