北中米W杯で日本代表選手に対する〝不適切発言〟で波紋を呼んだ元オランダ代表MFラファエル・ファンデルファールト氏の過去の〝舌禍騒動〟が注目されている。

 日本は1次リーグF組第1戦のオランダ戦(14日=日本時間15日)に2―2で引き分けたが、その試合を中継したオランダ放送局「NOS」でファンデルファールト氏は「日本人はみんな同じ顔をしている」などと発言し、人種差別発言だと非難の的となっていた。

 こうした事態を受けてファンデルファールト氏は、米メディア「ジ・アスレチック」で謝罪声明を発表。「誰かを侮辱したり、傷つけたり、差別したりする意図は全くありませんでした」「私の発言には人種差別的または差別的な意図は一切なかったことを明確にしておくことが重要だと考えます」と釈明した。

 しかし、ファンデルファールト氏は舌禍騒動の〝常習犯〟だった。

 オランダメディア「フットボールトランスファー」は「物議を醸した発言の歴史」として同氏が不適切発言を繰り返してきたことを特集。「ファンデルファールトは3月にも同様の件で批判を浴びており、その際はモロッコ代表チームについて発言していた」と指摘する。

 ファンデルファールト氏はNOSで「意地悪なことを言うつもりはないが、オランダで十分な実力がないモロッコ人がみんな、モロッコ代表でプレーすることになるんだよ」。モロッコ代表選手に対して侮辱的な発言を行った。

 さらに「2025年には、彼はプレミアリーグを標的にし、過大評価されていると主張した」と同メディアは取り上げる。

 このケースでは、世界最高峰のレベルと言われるイングランド・プレミアリーグを批判。「プレミアリーグは大したことないよ。ほとんどの選手は頭が悪い」と暴言を発射。「でも、観客席がピッチに近いから、テレビで観戦している人たちは、プレミアリーグがテンポの速いリーグだと思い込んでいる。でも、サッカーの実力という点では、プレミアリーグはたいしたことないよ」とこき下ろした。

 W杯の舞台で猛バッシングを招いたオランダレジェンドによる森保ジャパンへの暴言騒動は、起こるべくして起きたと言えそうだ。