北中米W杯1次リーグL組初戦(17日=日本時間18日、米国・ダラス)、優勝候補のイングランドは強豪クロアチアに4―2で勝利し、勝ち点3を獲得した。エースFWハリー・ケイン(32=バイエルン・ミュンヘン)が先制PK弾を含め2ゴールを決めた。

ハリー・ケインが頭で合わせてゴール(ロイター)
ハリー・ケインが頭で合わせてゴール(ロイター)

 序盤から積極的に仕掛けるイングランドは前半10分、CKからペナルティーエリア内で敵10番MFルカ・モドリッチ(ACミラン)のファウルでPKを獲得。これを12分にエースのケインが決めて先制に成功。1―1の同点とされた後の42分にはCKからエースが頭で合わせて2点目を決め、W杯通算10得点目とし、J1名古屋にも所属したFWガリー・リネカーが持つイングランド最多得点記録に並んだ。

 イングランドは前半アディショナルタイムに同点とされるも後半2分にMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)が右サイドを抜け出してリードを奪うと40分にはFWマーカス・ラッシュフォード(バルセロナ)が加点し、快勝した。

 英メディア「BBC」によると、元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏は「チームにとって大きな勝利だった。守備を固めて相手のプレッシャーをうまく吸収していた。カウンターアタックも速かった」とし、ケインについては「前半だけで2得点だ。完全にフリーだったが、素晴らしいヘディングだった」とたたえた。

 ケインは今季クラブで31試合36得点と欧州主要リーグで最多得点を記録しており、今大会で2018ロシアW杯に続き2度目の得点王になれば「バロンドール」に輝く可能性も高まる。ライバルのフランス代表FWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)やノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティー)も初戦で2ゴールを決めており、今後のゴール争いも注目だ。

 トーマス・トゥヘル監督は「前半は少し複雑だった。後半の選手の反応は素晴らしかった」とし、ベリンガムは「後半は自分たちの真価と目指すチーム像を存分に発揮できた。後半は最高のプレーが見せられた」と振り返った。世界屈指のストライカーと攻守両面で整備された組織力を誇るイングランドが1996年大会以来60年ぶりのW杯優勝へと突き進む。