米総合格闘技イベント「UFCファイトナイト」(30日、中国・マカオ)で、朝倉海(32)がキャメロン・スモザーマン(28=米国)に圧巻の110秒失神KO勝ちで復活ののろしをあげた。

スモザーマンにパンチをヒットさせる朝倉海©Zuffa LLC/UFC
スモザーマンにパンチをヒットさせる朝倉海©Zuffa LLC/UFC

 海は2024年12月にUFCデビュー。いきなりフライ級王座戦に臨んだが、アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)に2R一本負け。昨年8月にもティム・エリオット(米国)と対戦したが無念の連敗となった。絶対に負けの許されない3戦目の今回は、本来のバンタム級に階級を戻して試合に臨んだ。

 試合は開始早々、海がペースをつかんだ。強烈なカーフキックでふくらはぎを蹴ってバランスを崩させると、その後もハイキックを放って相手を下がらせる。その後もジャブを打ちながら前に出ると、右フックをヒットさせて尻もちを就かせることに成功だ。さらに慌てて立ち上がってきた相手を追撃すると、最後は左のパンチでアゴを打ち抜いて失神させてKO勝ちを手にした。

 開始から1分50秒で歓喜のUFC初勝利を手にした海は、金原正徳らセコンド陣とハグして喜びを分かち合う。さらにケージ内でのインタビューに英語で応じると、勝利の感想を問われて「2回負けて…」と涙ぐむ。さらに「この試合で自分がどれだけ強いかを見せたかった。僕の打撃は世界でベストだと思っています」と強気の言葉だ。今後に向けて「誰とでもいつでもどこでも戦える。今すぐにでも!」と話し歓声を浴びた。