29日のNHK「あさイチ」にお笑いコンビ・オードリーの若林正恭がゲスト出演。放送画面には「作家」とのテロップが入った。2月に刊行された初小説「青天」が28万部を突破と大ヒットしている。

 同作は、若林が高校時代に相方の春日俊彰とともに青春をささげたアメリカンフットボールが題材。番組では、書店の店員による「『何にもなれない自分』をやり過ごしている、そんな大人にこそ読んでほしい」という推奨文言も紹介された。

 若林は、15年続けても全く受けないネタがあり、「そういうのも『もういいかな?』と思ってるというか、できることだけをやっていこうみたいなことを考えている時にコレ書きたいなと思った」と明かした。現在47歳の若林が40代で感じた〝中年の危機〟も投影されているという。

 そこで鈴木アナは「華大さんも中年の危機的なことって感じますか」と話を振った。博多華丸と博多大吉は、それぞれ56歳と55歳。「35歳で上京、その時点で中年だった」と言う華丸は、中年を「もう卒業しているよね」。大吉は、周囲が皆おじさんネタをやり出したとして、すでに〝おじいちゃんネタ〟を作ったことを明かした。

 若林は「現場が全員後輩って急になった時に無理して出るのもヘンに見えちゃうし」という悩みを南原清隆に相談したことがあると告白。「その時期か」と反応した南原は「でも慣れる」と助言したという。

「その〝慣れる〟までちょっと時間がかかってるのかなとは思います」と若林が語ると、華丸が「葛藤がね、まだまだ〝こっち〟でいたい、若い方でいたいみたいな」とフォロー。すると「よく分かります」と応じたのが鈴木アナだった。

「私も40代の半ばなので、だんだん少しずつ、現場でできることとか、少しずつ減っていく中で何か、キャリアの閉じ方というのが、すごい刺さっちゃって。そこに向かってどう生きていくのかみたいな…」

 若林は「だから高校2年生の中に高3ひとりってしたくて」と設定の意図を説明。「いつまでも〝俺なんかが…〟って言ってちゃダメ。ちゃんと〝ダメだよ〟って言わなきゃいけない時あるじゃないですか」。鈴木アナは「はい、そうですね。はい」とうなずく。「決まっていて、自分の延長戦みたいなところで、どう…」と若林に共感しつつ、自身の思いも率直に語っていた。