ボクシングイベント「3150FIGHT」のファウンダーで元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(38)が25日に都内で会見を開き、23、24日に予定されていたキルギス大会が中止になったことを謝罪した。また、開催が危ぶまれていた6月6日の愛知国際展示場大会を予定通り開催することを発表した。

 興毅氏は株式会社LUSHと提携して「SAIKOULUSH」興行を共催してきたが、運営を担当するLUSHの資金面の問題により、17日にキルギス大会の中止を発表。翌18日には声明文で愛知大会について「『間違いなく開催します』と言い切れない」との見通しを示していた。そして、22日にはLUSHが「ボクシング興行の運営に資さない」と、興毅氏との提携関係を解消し、ボクシング興行の運営から退くことを発表した。

 会見で興毅氏はまず、キルギス大会の中止を謝罪。JBCが管轄する愛知大会はIBF世界フライ級王者・矢吹正道(緑)の防衛戦が予定され、直前での中止となれば、プロモーターとしての興毅氏に重い処分が下されるのは不可避の中で「亀田興毅、人生最大のピンチ」と追い込まれていた状況を語った。「何としても開催しなければいけないという思いで、ここまで突っ走ってきたというか、とにかく動き回ってきた」と中止回避までの動きを明かした。

 愛知大会はABEMAが急きょ中継を引き受けることで中止を回避。興毅氏は、ABEMAの親会社であるサイバーエージェントの藤田晋会長と山内隆裕社長の名を挙げ、涙をこらえ、何度も声を詰まらせながら「ボクシング界のことを本当に思っていただいて、このような状況の中でも力を貸していただいて。言葉では言い表せないほどの…。こんな短い期間で。本当にもう、感謝申し上げます」と述べた。

 一連の騒動の元となったLUSHと提携したことの責任を問われると、LUSHが審査を経てJBCからライセンスを交付されており、他のプロモーターとも興行を開催したこともあることから、「あの方(他のプロモーター)たちも僕と同じような認識で組まれていたと思う」と返答。逆に自身の名誉回復のためのLUSHへの訴訟について問われると「そもそも亀田興毅っていう人間自体がバッシングされて嫌われている人間なので、いまさら名誉という問題でもないのかなと思う。ここまで実際これまですごい世界戦もいっぱい開催してきたので、そこをどうこう言うつもりも全くない」と行わない考えを示した。