【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート個人・団体で銀メダルを獲得した坂本花織選手が引退と結婚を発表しました。21年という時間を競技にささげてきた坂本選手。同五輪での涙には多くの国民が胸を打たれましたね。今後はコーチを目指すそうです。本当にお疲れさまでした!
偉大な女子アスリートが自身のキャリアの節目を迎えたことに関連して、今週は女性のキャリアと幸せに切り込んで高い評価を獲得した名作の続編「プラダを着た悪魔2」を紹介します。
今作は、働く女性のバイブルとして大ヒットした映画「プラダを着た悪魔」(2006年)の20年ぶりの続編です。トップファッション誌「ランウェイ」は時代の移り変わりに翻弄され存続の危機に陥っていた。事態を聞きつけたアンドレア(アン・ハサウェイ)は、かつて血と汗と涙を流しながら働いた「ランウェイ」編集部に舞い戻る。悪魔のような編集長・ミランダ(メリル・ストリープ)と再びタッグを組み、同雑誌の再建に奮闘する――というストーリーです。
前作は、キャリアか恋愛か、仕事か結婚かという女性の悩み・葛藤をポップに描き大衆の心をつかみました。今作は一転テーマが変わり、SNSのアルゴリズムと巨大資本にフィーチャーしていると感じました。舞台は26年の米ニューヨーク。作中でも20年の時が流れて、本当に価値のあるものがネットのクリック数に負ける時代になってしまった。例えばユーチューバーがいい例で、まじめに実直に発信を行うよりも、過激で炎上的な内容の方がアクセスが取れてお金に直結する。パッションやジャーナリズム性が失われて、話題になればなんでもいいような時代になってしまったんですね。さらに、紙媒体が伸び悩んでいるからそこにスポンサーが入ってきて、その意向に振り回されるようにもなる。スポンサーの家族を表紙にしちゃったりするんですよ。もうミランダとアンドレアも「おいおい~」みたいなね。今作は、そんなファッション誌のキラキラの裏にあるメディアの状況と資本主義社会の難しさがメインに描かれているように感じました。
一方で、プラダをはじめとした世界的なブランドが次から次へと登場する様は圧巻。まさに目の保養でした。アン・ハサウェイは約50回、メリル・ストリープは約30回も着替えてさまざまなパターンの衣装で登場します。時代の変化とともに、ファッショントレンドの違いを探してみるのも面白いかもしれませんね。現代にアップデートされた名作の続編をぜひ劇場でご覧ください。












