【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。2日に東京ドームでボクシング世界4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、日本が誇る2人のスーパーヒーロー、井上尚弥選手と中谷潤人選手が激突しましたね。高レベルでリスペクトあふれるボクシングに世界が熱狂しました。世紀の一戦を制した井上チャンピオンの今後からさらに目が離せません。
さて、そんなニュースに関連し、今週は令和の新たなヒーロー像を感じる新作映画「SAKAMOTO DAYS」を紹介します。
同作は週刊少年ジャンプで連載中の同名漫画が原作です。個人商店の店長を務める巨漢の主人公・坂本太郎は、かつて史上最強と呼ばれた元殺し屋。ある日、その首に懸賞金がかけられたことで命を狙われる身となった坂本は、愛する家族との平和な日常を守るため再び壮絶な戦いに身を投じる――というストーリーです。
今作のポイントは、日常を守るアクションということです。ただ敵を倒すアクション映画はたくさんあるんですけど、彼が守りたいのは世界でも名誉でもなくて、家族とお店と平和な暮らしなんですよね。大義や使命に生きるというより日常に重きを置く。最近のヒーローものは、主人公が世界平和などをうたわないのが一つのトレンドです。世界がどうなっても僕と君さえいればいい、といういわゆるセカイ系の作品に今作も分類できると思います。
主演の「Snow Man」目黒蓮さんの快演にも注目です。主人公の坂本は殺し屋引退で激太り。戦うと激ヤセするのですが、ふくよかな坂本とかっこいい坂本を見事に演じ分けてましたね。太ってるときは推定体重140キロくらいなんですけど、それでも見事にアクションをこなしていました。特殊メークに4時間ほどかかるそうなんですけど、やはり手間をかけてまで同じ俳優が演じることで違和感なく物語がシームレスにつながるんですね。役に入り込んでスター性を消せば消すほど演技が輝いてスター性がにじみ出ていた。木村拓哉さんや嵐さんのような、世代を問わず全国民が分かるスーパースターの雰囲気をひしひしと感じました。
現代のヒーロー観と、努力・友情・勝利をミックスした新鮮なアクション映画でした。ヒーローは何のために強くなるのか。劇場でぜひご覧ください。












