米俳優マット・デイモンとベン・アフレックが、ネットフリックスのクライムスリラー映画「Rip/リップ」をめぐり、米・フロリダ州マイアミの警察から訴えられた。米芸能ニュースサイト「ページ・シックス」が10日報じた。
今年1月に公開された同作品でデイモンとアフレックは、マイアミ・デイド郡保安官事務所の麻薬取締班の捜査員を演じた。ストーリーは2016年にマイアミ郊外マイアミ・レイクスで行われた麻薬取締作戦の実話に基づいている。この作戦で警察は2400万ドル(約37億7000万円)以上の現金を押収し、同郡最大の麻薬事件となった。
同サイトは地元メディアの報道として、作戦に加わった複数の捜査官が映画の中で否定的に描かれ、名誉を不当に傷つけられたとして、アフレックとデイモンが共同経営し、同映画を製作した映画会社アーティスツ・エクイティと2人を提訴したと伝えた。
同保安官事務所のジョナサン・サンタナ副保安官は同メディアに対し、映画公開後、捜査官らは押収金を盗んだなどと批判中傷を受けたとした上で、「われわれは1ドルたりとも盗んでいない」と強調した。
サンタナ氏の弁護士も同メディアに対し、「彼らは捜査官を汚職警官のように描き、彼らの名誉は傷ついた」と主張。「世間から汚職警官だと思われ、一生傷つくことになる」と付け加えた。
同作品が物議を醸したのは今回が初めてではない。映画のロケは主にマイアミ・レイクス近くのフロリダ州ハイアリアで撮影されたが、同市のブライアン・カルボ市長は公開直後の1月、この映画がハイアリアを「危険な街として誤って描いている」と批判。
「この映画はわれわれの捜査当局に対する侮辱だ」とし、「ハイアリアを訪れたことがない人や他の地域に住んでいる人がこの映画を見たら、ここに来たくなくなるだろう。それが問題だ」と続けた。












