NHK連続テレビ小説「風、薫る」で、Aぇ! groupの佐野晶哉が存在感を高めている。演じているのは島田健次郎ことシマケン。りん(見上愛)が東京で働く舶来品店「瑞穂屋」の常連客で、読書好きかつ語学にも長けたインテリ青年だ。7日放送回で小説家志望の活字工だと明かされるが、同ドラマ公式サイトの「第5週~」の相関図までは〝謎の青年〟と記され、その素性はベールに包まれていた。
実はこの〝謎設定〟は近年のヒット作でも見られる手法だ。Snow Manの目黒蓮は昨年10月期のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」で当初〝謎の男〟と紹介され、物語が進むにつれて正体が明らかに。SNSでは考察合戦が巻き起こり、作品の盛り上がりに大きく貢献した。
制作関係者は「最近はリアルタイム視聴だけでなく、TVerやSNSでの拡散も含めて、話題になるかどうかが作品の価値を左右する時代です。最初から全部を説明するのではなく、何者なんだろうと視聴者に考えさせる余白をあえて残すことで、考察や予想がSNS上で広がる。結果的にドラマの接触回数が増え、没入度も高まるんです。目黒さんのケースもそうでしたが、今回の佐野さんもまさに同じ設計と言えるでしょう」と語る。
SixTONESの松村北斗が2021年度後期の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」での好演を機に俳優として大ブレークしたのはすでに報じられている通りだが、NHKは佐野にも同様の期待をしているという。
「NHKは旧ジャニーズ系タレントを作品の中で育てるのがうまい。佐野さんも目黒さんのような〝仕掛け〟と、松村さんのような〝朝ドラ発〟の両方を兼ね備えたハイブリッド型となりそうです」(同)
佐野自身の評価がどこまで跳ね上がるのか。今後の展開から目が離せない。












