北村匠海主演のフジテレビ系月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」と、仲野太賀主演のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」がともにサクサクと時間が流れ、展開の速さに戸惑うような声もSNSに上がっている。
「サバ缶」公式サイトの第6話(18日)あらすじには、舞台である若狭水産高で教師の朝野(北村)が新たな生徒と関わることが記されている。第3期にあたる井畑(荒木飛羽)と佐伯(市原匠悟)。「2期2話しかないん! 憩ちゃんもっと見たかったんだが」「もう第2期が終わり、次週は第3期」などとX(旧ツイッター)には戸惑いまじりの投稿も寄せられた。
福井・小浜特産のサバ缶を高校生たちが宇宙食に採用させるべく取り組む物語。放送では「事実をベースにしたオリジナルストーリー」と説明している。ドラマでは、1期で菅原(出口夏希)と寺尾(黒崎煌代)らのグループが挑戦を始め、衛生管理に関わるHACCPの認証を得た。5話では、宮井(早瀬憩)、早川(中川翼)、桑田(足川結珠)が、宇宙食に足る粘度に高めるなど開発を進め、「宇宙キャラメル」も作り出した。
生徒が短期で入れ替わる上、波乱や困難を前面に押し出さず、尾を引かない。順調に進む展開とあって、「サクサク問題解決して、ドラマとしての強弱なさすぎるような、、、」「サクサク進んで感情移入とかないまま移り変わっていってしまう…」といったように、Xではサクサク感を訴える投稿が少なくない。
サクサク進行は大河ドラマ「豊臣兄弟!」でもみられる。3日の第17回では、織田信長(小栗旬)による将軍・足利義昭の京追放、浅井・朝倉討伐と浅井長政自刃という、それぞれ1話かけてもよさそうな大イベントを1回に収めた。10日の18回では冒頭、長篠の戦いで武田軍に勝利、勢力拡大に伴う家臣団の大名化、木下から羽柴になった小一郎(仲野)と兄・筑前守秀吉(池松壮亮)の出世などがナレーションで一気に流れた。
Xでは「ナレーションでサクサク進む」「とてもサクサク進む。ダイジェスト感がすごい」「大名たちがサクサク退場していった」「戦も一揆もサクサクナレ死」「今日もサクサクとマルチの大河」などといった反応が寄せられている。
もちろん「主役は豊臣兄弟だからね」との投稿のように、主人公の小一郎(豊臣秀長)は本能寺の変から9年後まで生きている。信長時代に時間をかけすぎるわけにはいかない。
朝ドラ「風、薫る」も当初は展開が速く、戸惑いの声がXなどで渦巻いた。本題の看護婦養成所が舞台になって、時間がゆっくり進み、エピソードも細やかに描写されている。
「サバ缶」も、実話は約15年間に及ぶプロジェクト。大河ともども、どのパートをじっくり映し出すのか注目される。












