【ニュースシネマパラダイス】どうも、有村昆です。今季のバレーボール女子日本代表が15日に発表。登録メンバー37人の中に高校生が4人選出され注目を集めています。主将は昨年から引き続き石川真佑選手が務めるそうです。新たな力が加わったチームの化学反応が楽しみですね!

 そんなニュースに関連し、今週は女性傭兵チームの死闘を描く新作映画「ダーティ・エンジェルズ」を紹介します。

 同作の舞台は混乱が続く中東地域。ISISの武装勢力に誘拐された少女たちを救うべく、米国の女性兵士であるジェイクが傭兵部隊を率いて戦地に赴くというストーリーです。

 今作は1980年代か90年代の映画を見ているみたいなテイストの王道職人アクションが特徴的でした。最近のアクション映画って、テンポ感で誤魔化したり、編集とカット割りでチャカチャカさせて勢いあるように見せるんだけど、何をやってるかよくわからない時もあり、マイナス点もあるんですよ。それに対して今作は引きの画をすごく大切にしていて、迫力がありながらも状況がわかりやすかったですね。引きの画はすごくお金がかかるんですよ、全部が映ってしまうので。エキストラもいないといけないし、爆破があったら火薬の量もちゃんとないとバレちゃうし、セットもしっかり組まなきゃいけない。引きの画が多発する映画ほどお金がかかるんですけど、そこをケチらず丁寧に作られていると感じました。主演のエヴァ・グリーンのハマり方も素晴らしかったです。彼女はすごい美人なんですけど、どこか影があるんですよね。少し壊れている、暗闇を抱えているような空気感がある。それがISISの武装勢力に仲間を殺された過去をもつ主人公にピッタリでした。それでいてアクションもバッチリ。画作りに昔懐かしさがありながら、とても骨太な映画に仕上がっています。

 今作は単なる戦争映画じゃなくて、チーム映画だという点もポイント。「ミッション:インポッシブル」とかもそうなんですけど、こうしたチーム映画にはメカ担当とかお色気担当とかが必ずいて、それぞれが得意分野で活躍するんですよ。今作もその例に漏れずで、バディチームムービーとでも言うんでしょうかね。女性チームの活躍と絆を見る楽しさがありました。

 一見娯楽映画のように見えますが、テーマはかなり社会派。現在も続く問題点も鋭く絡められていました。硬派で非常に満足度の高い、職人的な映画です。ぜひ劇場でご覧ください。