【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。野球のWBCが大きな盛り上がりを見せましたね。日本は準々決勝で強豪ベネズエラと対戦。スター選手のロナルド・アクーニャ(ブレーブス)、大谷翔平選手(ドジャース)の先頭打者ホームランの競演はなんともドラマチックでした。
惜しくも敗れてしまいましたが、日本を元気付けてくれた侍ジャパンに感謝を伝えたいですね。
たびたびその超人的な活躍が「漫画のようだ」とたたえられる大谷選手の豪快なホームランに敬意を込めて今週は、大人気漫画を原作とした新作映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」(公開中)を紹介します。
映画は明治時代の北海道に隠された莫大なアイヌの“金塊争奪戦”を描く物語。今作は映画第2作で、主人公の元兵士(山﨑賢人)とアイヌの少女(山田杏奈)が争奪戦に参加し、金塊のありかとともに少女の父親が金塊強盗犯に殺された真相を追い求めて網走監獄を目指す――というストーリーです。
同作の魅力は、冒険×ミステリー×サバイバル×歴史×グルメ×ギャグという組み合わせにあります。謎の金塊を求めることで起きるサバイバルミステリー一辺倒なのかと思いきや、北海道・アイヌの歴史やグルメなどにもきちんとフォーカス。ところどころで爆笑必至のギャグも盛り込まれ、いろんな味がする作品だと感じました。
歴史要素はすごく力が入っていました。アイヌ文化と北海道開拓の歴史は日本のエンタメ作品であまり触れられてこなかったと思うんですよね。特に、アイヌ文化を真正面から描いた作品は珍しい。簡単には扱えない題材だからこそ、アイヌの狩猟や食文化、信仰や言語を丁寧に考証し、作り込んでいます。歴史要素に補強された“日本版アドベンチャー大作”と言えるのではないでしょうか。
漫画原作の映画は時にコケます。漫画の実写化はビジュアルの再現が難しく、リアルで再現するにはスケール感が足りないなど、さまざまな問題があります。しかし、今作は北海道でロケを敢行したことも踏まえ、原作の雰囲気を見事に再現できていると感じました。原作ファンだけでなく、広く映画好きに見てほしい作品です。ぜひ劇場でご覧ください。











