処分は妥当か、寛大か――。日本相撲協会は9日、都内で臨時理事会を開き、伊勢ヶ浜親方(34=元横綱照ノ富士)が弟子の幕内伯乃富士(22)に暴力を振るっていた問題について協議。同親方に対して「2階級降格、報酬減額」(10%3か月)の懲戒処分を決定した。
また、伊勢ヶ浜部屋は協会と一門の監督下に置かれ、弟子の指導は伊勢ヶ浜親方と部屋付き親方4人による集団指導体制となった。師匠交代や部屋の取り潰しは回避され、角界内では「過去に比べて甘いのではないか」との意見もある。2020年に中川親方(元幕内旭里)、24年には宮城野親方(元横綱白鵬)が不祥事で師匠の座を剥奪され、部屋が閉鎖された。
藤島広報部長(元大関武双山)は「今までの事例と照らし合わせて、こうなった。(理事会で)特に反対はなかった」とした上で「宮城野部屋は(弟子の)暴力が発覚して(師匠が)報告しなかったことと、見過ごしたために長期間にわたって続いた。中川部屋は長期的に(師匠本人の)暴力と暴言が複数回続いた。本人の申告ではなく、やられた側からの連絡で分かった」と説明する。
「どういう理由があっても暴力は絶対ダメだが、本人(伊勢ヶ浜親方)がすぐに報告してきた。一過性のもので、真摯に反省している」と過去との違いを強調した。











