日本人キラーを止めることはできなかった。ボクシングWBA・WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ(3日、後楽園ホール)で2団体統一王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)に挑んだWBO同級4位・谷口将隆(32=ワタナベ)は0―3の判定で敗れ、2023年1月にWBO世界ミニマム級王座を失って以来の世界返り咲きとなる2階級制覇はならなかった。
俊敏なフットワークで的を絞らせない戦いで現WBC同級王者・岩田翔吉(帝拳)、現WBA世界フライ級1位・高見亨介(帝拳)の日本選手2人に連勝している王者に対し、序盤から圧力をかけて手数を繰り出していった谷口。しかし、4回にカウンターの右フックを浴びてダウンを奪われる。ダメージは浅く、その後も圧力をかけて攻めを貫いたものの、打ち終わりに連打を放つなど王者の巧みな試合運びにペースを奪われて押し切られた。
再びはい上がった世界の舞台でベルトを逃した谷口はがっくり。「序盤、思ったよりやりやすいと思ったんですけど、そこから策にハマっていたのかな」と振り返り「ダウンを取られてからサンティアゴの戦い方がすごく楽になった感じがした。あそこがもったいない勝負のポイントだった」と悔やんだ。
勝てば2本の王座を手にし、アマチュア時代に1勝1敗の岩田との日本人同士の3団体統一戦も考えられたが頓挫。今後については「負けたばっかりで、何も考えていない。真っ白です」と話しただけだった。
一方、サンティアゴには3団体王座をかけて岩田との再戦の可能性が出てきた。今後については「長い休みを取りたい」とした上で、岩田戦を「グレートな試合になると思う。その辺はよく考えたい。将来的なプランになると思う。状況が整い次第、日本に戻ってきたい」と強い興味を示した。日本人キラーを止める男は現れるか。











