4月1日はエイプリルフール。この日は年に1度、ウソをついても許される日だ。各企業が、Xに架空の商品や広告を打ち出す〝アイデア合戦〟も、もはや風物詩となっている。ユーザーから好反応を得られれば企業イメージの向上につながるだけに、今年も各社趣向を凝らしたようだ。そこでいくつかピックアップしてみた。

 サンドイッチチェーン「サブウェイ」は「音を楽しむ新感覚サンド〝サウンドイッチ〟登場」と銘打ち、サンドイッチを左右の耳にヘッドホンのように当てた画像を投稿した。

 同社のエイプリルフール用のプレスリリースによると、〝聴いて楽しむ〟新感覚サンドとしてよりFeel Goodな体験を届けたいと説明。ユーモアあふれる内容の中に、サブウェイが掲げるブランドコンセプト「Eat Fresh,Feel Good」もしっかり挟み込まれている。

 また、食品会社「明治」のきのこの山は「きのこの山vsたけのこの里」という架空映画のポスターを公開。「遂に決着が付くとき…その先には何が待っているのか」というキャッチコピーのほか「©2026明治/劇場版きのこの山・たけのこの里製作委員会」とディテールも抜かりはない。

 中でも、凝った〝ウソ〟を披露したのは、牛乳石鹸で知られる「牛乳石鹸共進社」の牛乳石鹸公式だ。イメージ画像ではなく、何と実際に28倍に巨大化した石鹸を作ってみせた。大きな箱から取り出されたどでかい石鹸はインパクト大で、水道水で手を洗う写真も目を引く。

 同社広報担当者に話を聞くと「見た人が楽しんでもらえたらいいなと思って、大きな石鹸を職人にオーダーしました。ロゴやマークも彫っていただきました。初めて作りましたが、職人の技が光る結果となりました」と自信をのぞかせた。Xには、商品化を熱望するコメントが相次いでいる。

洗面所に置けないサイズだが…もちろん使えるせっけんだ
洗面所に置けないサイズだが…もちろん使えるせっけんだ

 菓子メーカー「ロッテ」のガーナチョコレート公式も力作だ。「お口の恋人」ならぬ「お鼻の恋人!?」と称し、ガーナチョコレートのパッケージをティッシュ箱に再現。「それぞれのフレーバーの美味しい香り付き」として、チョコレートデザインのティッシュを一枚一枚取り出せる仕様にした。

 担当者は「花粉症の時期にちなみ、ティッシュにしました。ティッシュは、ガーナチョコの型をプリントすることで、板チョコレート感が出るように工夫しました」と明かした。これまた、商品化を望む声であふれている。

 ネタ切れを素直に告白する企業もあった。

 モスバーガーは「今日はエイプリルフールですね」とつづった後、「【ほんと】エイプリルフールのネタがありません」という文言とハンバーガー写真を投稿。担当者を直撃すると「例年通り検討したのですが…。どうしてもネタがありませんでしたので、ありのまま投稿いたしました。笑っていただけたら」と苦肉の策だったことを告白した。これには「潔くて好き」や「正直でいい」などと、好意的なコメントが寄せられた。

 来年のエイプリルフールは各社、どんな投稿で沸かせてくれるだろうか。