ファミリーマートは27日都内で、オリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア春夏新作発表会」を行った。

 2026年春夏の目玉商品として投入されるのが「腕時計」。2021年に誕生したコンビニエンスウェアはファッションデザイナーの落合宏理氏とファミマが共同開発したアパレルブランドで、何といってもラインソックスが人気。昨年はサングラスを発売して商品の幅を広げたが、今シーズンもチャレンジの姿勢は明確だ。

 シチズンと共同開発した腕時計は税込み1998円。文字盤は白と黒の2色展開でシンプルながらも水泳も可能な10気圧防水仕様。秒針、ベルト穴にあしらわれたファミマカラーがアクセントになっており、4月17日に発売される。

 売上好調なコンビニエンスウェアとはいえ、腕時計が売れる算段はいかほどか。商品本部コンビニエンスウェア・コスメグループの須貝健彦リーダーに話を聞いた。

「シチズンさんには弊社からオファーしました。ロレックスなど高級時計が売れる一方で、チープカシオなど安くてシンプルな時計が若者に人気という二極化が起きているんですね。4月から新学期や新しい生活を始める人にお使いいただけるのではないかという企画商品。お子さまの初めての時計にもオススメです」

 スマホとの連動、ヘルスケア管理や電子決済ができるスマートウォッチがもてはやされる一方で、時刻表示オンリーというシンプルさに魅力を感じる人が増えているという背景もある。

 流通ウォッチャーの渡辺広明氏はローソンでバイヤーをしていた1996年、コンビニで腕時計を販売した経験を踏まえてこう語る。

「おそらく日本初だったと思います。(親会社)ダイエーの中内さんが新ジャンルを入れろという指示があったので、(時計メーカーの)オリエントと組んでダイバーズウォッチを2980円で売り出しました。当時はダイバーズウォッチが流行していてそれに乗っかった感じですが、成功とは言えない結果でしたね(苦笑)。しかし、ファミマはコンビニエンスウェアというブランドをじっくり育てて、その中で〝らしい腕時計〟を出すので同列に論じることはできない。サングラスのように即完売の可能性もあると思います」

 実際、昨年はサングラスが即完売。腕時計もこれに続けば、秋には受験シーズンに向けてさらに腕時計のラインナップが増えるかもしれない。

4月19日発売の腕時計。秒針がファミマカラーだ
4月19日発売の腕時計。秒針がファミマカラーだ